Archives = Retropolis.ORG



EPOCH SPACE DEFENDER (エポック・スペースディフェンダー)

Saturday, July 02, 2011 PM05:37

spdf_01.JPG

なんか似たような雰囲気のゲームが続きますが、今回のこれは「スペースディフェンダー」というゲームです。
このゲームは「メジャーどころ」に属し非常に出回りがよく、現在でも中古ショップでよく見かけます。頑張れば2~3000円くらいで手に入るかもしれませんので、興味のある方は買ってみてください。

開発は、当時の電子ゲーム業界の4強といっても過言ではない、エポック社です。

箱紹介

spdf_05.JPG

spdf_06.JPG

spdf_07.JPG

spdf_08.JPG

spdf_09.JPG

エアブラシを多用した緻密なグラフィックが目を見張ります。今ならPhotoshopかCGで描くんでしょうけど。
ゲーム画面の事を「スペーススコープ」っていう壮大さがいいですね。また、7980円の値札が確認できます。

実機紹介

spdf_01.JPG

spdf_02.JPG

spdf_03.JPG

spdf_04.JPG

個人的にはこれといって特徴のない筐体デザインかなーと思うのですがどうでしょう。工業デザインっぽい感じはします。昔の電卓みたいな。

当時のアーケードゲームに匹敵する1レバー+2ボタン。スイッチ部も無駄に多い充実したコンパネは、当時の子供達にどのような印象を与えたでしょうか。

ゲームの特長

「スペースディフェンダー」が登場した1982年は電子ゲームの成熟期で、各メーカーが技術的にこなれてきた時代です。このゲームも多分にもれずたっぷりのアイデアが詰め込まれております。
特筆すべき点をまとめると以下のようになり、エポック社がこれまで手がけた技術の集大成ともいえる仕上がりとなりました。

  • 画面に5面分の情報をプリント
  • 色セロハンで(擬似)多色表現
  • フレネルレンズで画面拡大化(成熟期には定番のフィーチャー)
  • 自機は前後左右に移動可能(電子ゲームシューティングで2軸動けるのは少ない)
  • ショットとボムの2ボタンあり撃ち分けが可能(別に1ボタンでもいいのにわざわざ2ボタンにしたことが特筆すべきところ)
  • 画面右端からさらに右へ行くと、左端に戻る「ワープライン」の存在
  • エネルギー残量制(レベル3以降の上級者モード。燃料補給しないと死ぬ)
  • コンティニュー機能(!)

ちなみに他社で「ディフェンダー」という似たような名前の横スクロールシューティングがありますが、横スクロール以外の共通点はほぼありません。

パターン紹介

パターン1:コマンダー部隊との遭遇

spdf_10.JPG

「帝国軍主力戦闘機:コマンダー」(オレンジの奴)が4機編隊で飛んできますので、これを撃墜します。16機やっつければ次のステージへ行きますが、ミスをするとカウントがリセットされますので注意です。

プレイしてるとここで真っ先に気づくのですが、このゲーム、レバーを入れて自機が動くまで一瞬のタイムラグがあります。思ったより自機はキビキビ操作できないのです。

パターン2:シーカーとの攻防戦

spdf_11.JPG

前方にいる「帝国軍支援母艦:シーカー」を4機破壊します。ほっといたら敵機をもりもり出撃してきますので、さっさと葬るのがいいと思います。

パターン3:追撃!惑星基地

spdf_12.JPG

パターン2まで空気扱いだった地上キャラが攻撃してきます。おまけに空中の「シーカー」も邪魔してきますのでなかなか厄介なパターン(何が厄介って、地上からの攻撃の弾が自機と同じだから)。「帝国軍迎撃戦車:アーマー」(地上キャラ)を7台撃破すれば、次のパターンへ。

パターン4:電磁雲へ侵入!デストロイヤーとの攻防戦

spdf_13.JPG

前方の「帝国軍モンスター:デストロイヤー」を5機撃墜します。こいつはただ弾をばらまくだけですが、障害物(電磁雲などという物体)が行く手を阻みます。

パターン5:突入 アステロイド

spdf_14.JPG

最終面です。アステロイド(流星群)を避けて、前方右下のなんかよく分からない形状の地上キャラ「エネルギー基地」を破壊すればクリアとなります。エネルギー基地は一瞬しか表示されないのでよく狙って攻撃する必要があります。
ちなみに、レベル3以降の上級者モードでは、こいつが燃料補給源(パターン1から居る)になりますので、難易度は異常に上がります。

spdf_15.JPG

全クリ後のシーン(恐らく爆発を意味している)。

動画

(外部の動画)エポックのゲームはサウンドが爆裂うるさいので少し恥ずかしくなります。

分解写真

「スペースディフェンダー」は非常に分解しやすいです。気をつけるところといえば、ジョイスティックの頭にネジが隠されている事くらいです。カッターナイフとか鋭利な刃物で、頭のシールを外せば、ネジが出てきます。

spdf_16.JPG

ケースを外した状態。

spdf_17.JPG

背景が描かれたオーバーレイが現れます。これも簡単に外すことができます。

spdf_18.JPG

オーバーレイを外すとさらに、色セロハンが現れます。この色セロハンは黒枠ごと外せます。画面に被さるスクリーン類は全部で4層構造になります。

spdf_19.JPG

むき出しにした状態。ここからさらにネジを外せ、ゲーム画面とコンパネのみを取り外すことが出来ます。

spdf_20.JPG

いやー

spdf_21.JPG

綺麗っすねー

2 Comments

quest December 17, 2011 11:25 AM

またおじゃまします。 questです。先日はご多忙のところ、FLザクソンのご返答、ありがとうございました。
スペースディフェンダーはヤフオクでデッドストックの状態でゲットしたこともあり、数年間ほとんど遊んでいなかったのですが、大事にしていても自然に劣化する箇所もあるだろうと思い直して、最近やっとクリアしました。かなり難しくて、コンティニュー機能がなかったら自分はクリア不可能です。確かに自機がもっとキビキビ動いてくれたらなあと思いますが、出来は非常によいですね。画面もちらつきが少なくてとても綺麗です。エポック社の電子ゲームといえば、激レアのスターフォース銀河7大決戦も有名ですが、あれもいつかは見てみたいですね。

分解写真はとても参考になりました。自分では分解する勇気がないので。

nazal January 1, 2012 12:58 AM

questさん
またまたお返事が遅くなりすみませんでした。
スペースディフェンダーは動作が重いのでレバーやボタンを強めに押しがちになりますので、本体の耐久性が気になる時があります。でもこのゲームは本当に出回りがいいので電子ゲームが置いてある中古ショップなら高確率で投げ売りされていますから、壊れてもまあいいかーみたいな気持で乱暴に扱えるゲームの一つです(笑。

電子ゲーム(といいますか電子機器全般)は定期的に通電しておくことで長持ちするという話は聞いたことがあり、置いとくより遊ぶというのはいいと思います。
スターフォースはさすがに持ってないですが、これを手に入れられればもう言うことはないですね。